12人の優しい日本人


12人の陪審員


あらすじ

 ある殺人事件の審議のために12人の陪審員が集められた。

 ここに来た12人は、
 職業も年齢もバラバラな無作為に選ばれた人々。

 すぐ終わるかに見えた審議は意外な展開へ。
 そして事件の真実が浮かび上がってくる。


批評


 舞台を映画にしたってことだったので、
 あんまり期待していなかったのですが。


 さすが三谷脚本。
 会話劇の達人は飽きを全く感じさせませんでした。

 以前見た、「約三十の嘘」とは大違い。


 内容はというと。
 その前にちょっと前知識を。

 現在、「裁判の迅速化」と「開かれた司法」を目標に司法制度改革が進められておりますが、
 最も注目すべきが、2004年の通常国会で審議された
 「裁判員制度」。

 2009年から、一般国民から無作為に裁判員が選ばれるんですよー!
 心の準備はいいですか???


 っていったい何するの?って話ですが・・・。

 簡単に言えば、重大な刑事裁判、例えば殺人とかの裁判の審理へ参加させて、有罪、無罪を議論し合うのです。

 でも急にそんな制度ができたからって、
 今までやったことがない日本人でもできるの???
 自分の意見で、死刑が決まるんですよ?


 とまぁ。

 そういう前提をふまえて。
 もし日本人が陪審員になったらいったいどんな話し合いになるんだろうね?ってことをかなりリアルに、そして三谷脚本お得意の皮肉さたっぷりジョークで、2時間を一気にかけぬけるコメディ映画です。

 ちなみに
 ベースになっているのは1957年公開の「十二人の怒れる男」。
 それを日本人風にリメイクした感じ。