ジョゼと虎と魚たち


 ひどく等身大。


あらすじ
 大学生の恒夫は、
 雀荘のバイト中、ある客から

 「明け方、乳母車を押して歩く謎の老婆」

 のことを聞く。

 ある日の明け方、
 恒夫は、坂の上から暴走する乳母車に遭遇する。

 恒夫が近寄り、中を覗くと、
 そこには脚の不自由な少女が。

 恒夫が少女に名前を尋ねると、彼女はジョゼと名乗った。」


批評


 
 素敵な映画です。
 簡単に言えば障害者の女の子と普通の大学生との恋物語。



 ってことなんですけど。
 そういう感じじゃないんだなぁ。


 障害者ってのを題材にするって本当に難しいと思います。

 変に意識しすぎると、
 よく特番とかでやってる、
 障害者ってかわいそうね的な、
 お涙ちょうだい差別番組みたいになっちゃいますし。


 逆に意識しなさすぎると、
 リアリティがなくて、
 障害者のことをなんもわかってない、
 と反感をかいそうな内容になってしまいますし。


 で。この映画はどうかというと。
 そのどちらでもないんですねぇ。


 実際に見て感じてみてください。


 この映画はひどく多面的だと思います。

 日本人って昔から和歌とか俳句とか、
 少ない言葉に多面的な意味合いを凝縮することに
 美徳を感じたりするじゃないですか?



 この映画もリアリティな要素や
 ファンタジックな要素を共存させてしまう、
 そんな多面性があるような気がします。

 それにストーリーもせつなくて。



 この映画のあと速攻でくるりのサントラ購入しました(笑)